独学でFP2級に合格しました
2020/05/22
2016年5月に行われた「ファイナンシャルプランニング技能検定2級」に合格しました。
得点は学科が54点/60点、実技(資産設計提案業務)が95点/100点でした。
学科試験の分野別の得点は表の通りです。
分野名 | 得点(配点各10点) |
A. ライフプランニングと資金計画 | 9点 |
B. リスク管理 | 10点 |
C. 金融資産運用 | 10点 |
D. タックスプランニング | 10点 |
E. 不動産 | 9点 |
F. 相続・事業継承 | 6点 |
大満足です。
FP2級の難易度
個人的には簡単でした。
仕事は金融関係ではありませんが、金融関係の関心があった事が大きいと思います。勉強も苦ではありませんでした。
身近なお金の事なのでイメージも沸きやすく、内容が頭に入りやすかったです。
特に金融資産運用の分野は私のように株式投資している人なら勉強しなくても問題を解けると思います。
PER、PBR、会社四季報など投資家には身近な出題が多いです。6分野中1分野勉強しなくてもいいのは有利です。
金融分野に関心を持っている人なら、臆するような難易度ではないと思います。
仕事の都合で取った興味のない化学分野の「危険物取扱者乙4」の方が難しかったです。
全ては受験者のやる気次第だと思います。
FP2級の勉強方法
使った参考書
参考書はFP試験の実施者である金財の本とユーキャンの本を買いました。
金財の参考書は中身が学校の教科書のようなお堅いもので、細かい範囲まで全て網羅している印象を受けました。
ユーキャンの参考書はわかりやすさを重視し、細かいところはスルーして8割ぐらいを目指すような印象です。
'15~'16年版 U-CANのFP技能士2級・AFP 速習レッスン (ユーキャンの資格試験シリーズ)
学校の勉強が苦手だった人は金財は避け、ユーキャン等の柔らかい感じの参考書を使用した方がいいかもしれません。
休みの日はこれらの参考書の内容をインプットしていきました。
スマホアプリは反復学習におすすめ
多くの人は参考書と一緒に紙媒体の問題集を買うと思うのですが、私はスマホアプリを使用しました。
私が使っていたアプリは過去に出題された学科試験の問題が2000問収録されていました。
仕事の休憩時間(10分)で20問くらいの過去問を解いていきました。
また、間違えた問題だけを解く機能もあり、かなり便利です。
スマホアプリは隙間時間で勉強できるのと反復学習が効果的にできるのでおすすめです。
欠点は過去問を収録している点です。FP試験は法改正があるたびに正解が変わります。
例えば、「相続税の基礎控除額は5,000万円+法定相続人数×1,000万円ですか?」という問題の正解はH27年5月の試験ではYesですがH27年9月の試験ではNoです。
これは平成27年1月に相続税法が改正され、「相続税の基礎控除額は3,000万円+法定相続人数×600万円」になったからです。
私が使っていたアプリは過去問が収録されていましたが、法改正が反映されていませんでした。
アプリだけに頼るのは危険ですが、法改正の事を理解しておけば非常に便利なので試してみてください。
合計勉強時間
勉強時間ですが参考書を読んだのは25時間(1日2~3時間を10日ぐらい)、アプリで20時間(1日30分を2か月ぐらい)、合計45時間でした。